お久しぶりです、ななみです。
今日は9月に受けた「鼻づまりの改善のための手術」の体験談をお伝えしたいと思います。
学生の頃から先月まで「花粉症・鼻詰まり・サラサラと出続ける鼻水」で約20年間悩み続けた”トラブルが頻発する鼻”の状況を改善するために入院が必要な手術を受た次第です。
今回受けた手術の名称は「鼻中隔矯正術(右のみ)・粘膜下下鼻甲介骨切除術(左右両方)」です。
手術は約3時間、入院は術前日を含めると8日間です。
一言でいうと地獄でした(笑)
この記事では「手術の前日〜術後19日目」と現在の状況 までをさらりとお伝えします。
本日、術後19日目で思う「本当にこの手術を受けて良かったのかどうか」
ブログの記事を書いている今日で術後19日目を迎えました。
本日の鼻の状態は下記の通り。
●鼻の通り具合は、左鼻は 5割、 右鼻は3割。
●鼻呼吸だけで吸う空気は足りるが、時々息苦しいので口呼吸をしていることも有る。
● 味覚はあるが術前に比べると7割ぐらいしかわからない。
●香りの感じ方は5割。
まだまだ鼻呼吸をスースーとスムーズにできる感じではないので本当にオペを受けて良かったのかどうかは現段階では微妙なところ。
食事中に口を動かしたり、 鼻に力を入れてみると鼻の中にピキピキと乾燥や”かさぶた”を感じます。
鼻を動かしたり強めにコンっと触った時の痛みは指の突き指の時ぐらいで、何もしてない時はほぼ痛くないです。
そして鼻うがいの液の微妙な匂いと、化膿しているわけではないと思うけれど傷の治りかけのような匂いがする気がして常に鼻に変な匂いを感じます。
傷が完全に治る完全復活までとなると今は1/3ぐらいに来たのではないかな。
まだまだ遠い道のりだけど日に日に改善していってるのを感じて、希望を見出してます。
「手術の前日〜術後19日目」までの経過
●手術の前日
体調は万全で、すこぶる元気。
当日朝10時に病院に行き、入院患者に必須であるコロナの検査をして陰性だったためそのまま入院。
この日の昼食から病院食開始。
病院食は薄味だけど意外に美味しかった。
昼食後に昼寝をしてしまい深夜になっても眠れなかったため睡眠薬をもらい服用し寝た。
●手術の当日
朝9時からの全身麻酔下での手術のため、起床後は水分も食事も一切摂っていない状態で手術着に着替えベッドのまま手術室に運ばれていった。
手術室に入り10分後ぐらいには静脈麻酔を点滴から注入されてすぐに意識がなくなった。
次に目覚めた時には自分の部屋のベッドに寝ていた。
目覚めてすぐは「一瞬で部屋に戻ってきてる!」という感覚。
麻酔が覚めるとともにひどい鼻づまりと、 鼻にぎゅうぎゅうに詰め物をされている感じがあったが 痛みはほぼ感じなかった。
鼻から全く空気が吸えず、 完全に口呼吸だけになって苦しかった。
口呼吸でけで呼吸し続ける海のダイビングを思い出しました。
術後に何よりも一番きつかったのは唾を飲んだり水分を飲むたびに、飛行機や登山で気圧がかかった時に耳の中が痛くなるあの感覚があるのに、鼻から空気が抜けないせいで空気抜きができずに痛いままであること。
その痛みは数十秒後には一応なくなるが、毎度毎度これが起きるので地獄だった。
ずっと鼓膜が痛い感じ。
鏡を見たら鼻の横幅が3倍になるぐらいにぎゅうぎゅうにガーゼが詰め込まれていて、触ると鼻がガチガチで驚いた。
熱が37.5度まで上がったが、これは全身麻酔のせいなのか鼻のオペのせいなのかわからなかった。
この日から術後3日目まで、 鼻の痛みと息苦しさが原因で毎日睡眠薬を服用しないと寝れなかった。
体と鼻のきつさでスマホの画面を見ることもほぼ出来なかった。
手術直後から鼻血が止まらず鼻の入り口に詰めた綿球とそこを覆いかぶさるようにテープで貼り付けているガーゼが1~2時間で血液でビショビショになるので、毎度看護師さんに交換してもらった。
手術直後からなぜか涙が止まらなかった。
号泣しているようにポロポロと涙がずっと出続けたが、 特に痛みなどはなくただ拭けば良いだけの状態。
午後に1度、主治医が手術内容の説明と様子を見に来たが問題なかった。
● 手術後1日目
鼻血が止まらないことを心配してか、夜中の1時ぐらいに看護師さんが主治医を呼び出してくれて鼻の出血の様子を見に来てくれた。
主治医の先生は、夜中に自宅から駆けつけてくれてありがたかった。
先生ありがとうです!
この際に鼻の入り口のガーゼを2~3枚一度取り出して、新しいガーゼをグリグリと入れ直された時に痛すぎて涙がボロボロと出てきた。
この時に心の中では「ギャー!痛い!痛い!痛いー!!!」って叫んでた。
この痛みは「一生忘れないであろう激痛」だった!
出産の痛みを「鼻からスイカが出るようだと」例えるけれどきっとこんな痛みなんだろうなと想像した(笑)。
この日の朝食がら食事が再開したが柔らかいお粥などの内容で食欲はありほぼ完食したが、飲み込むたびに耳が痛いのは本当に辛かった。
昼頃に主治医の先生の診察により鼻に貼り付けていたガーゼは貼り付け不要になり、鼻の入り口の綿球を血が滲むたびに交換することになった。
術後12時間鼻血がたくさん出ていたのに、時間の経過とともに収まった感じ。
この日までは5分ごとに暑かったり寒かったりを感じることがあったが徐々に落ち着いていった。
頭を冷やすために気休めにアイスノンを借りて頭に当てたり外したりを繰り返した。
この日から眉間や目 周り方まで顔が少し腫れた。
《21:00》
上唇の内側 3cm ぐらいに内出血していたが痛みはない。
上下の唇が腫れており、合わせて「ンマっと」できなかった。
この日も涙が止まらない。
● 手術後2日目
《7:00》
この日は術後で一番顔が腫れていた。
おでこの上側と顎の先端以外は顔全体がむくんでいる感じ。
この腫れは夜9時になってもあまり収まっていなかった。
そして相変わらず涙が止まらない。
鼻の綿球は1~2時間毎に自分で交換した。
● 手術後 3日目
上下の唇を「ンマっ」とできるようになった。
それまでは、上唇も腫れているし感覚が鈍く麻痺していたような感じでうまくできなかった。
●手術後 4日目
この日は鼻のガーゼを取り除く予定日。
やっと鼻にぎゅうぎゅうに詰められているガーゼを取ってもらうことができた。
マジシャンの口から国旗をピロピロと出すマジックのように先生が鼻からガーゼをどんどん引き抜いていった。
どうやら左右に5〜6本ずつ細長いガーゼが入っていたみたい。
術後1日目のガーゼ入れ直しの激痛に比べるとこのガーゼ抜きは少しの痛みで済んだ。
ガーゼを抜いた後に「 うわー、すっきりした!」と鼻から息を吸い込むことを楽しんでいたが、 先生が「もう1日ガーゼを詰めましょう」と言ったため新しいガーゼを2本ずつぐらいまた鼻の奥にぎゅうぎゅうに詰められた。 (ショック)
先生がガーゼを持ったピンセットを電動ドリルみたいに「ぐるぐるぐるっ」と回しながら鼻の奥にぎゅうぎゅうと押し込んでいく感じ。
魔法使いみたいだなと感じた。
今までのガーゼに比べると量は1/3ぐらいになったと思うが、また口呼吸しかできない鼻に戻ってしまいがっかりした。
しかし、飲み物や唾を飲むたびに耳の空気が抜けずに痛くなる現象が少し良くなった。
感覚では鼻全く通らないと思ったが、 術後すぐのパンパンに鼻にガーゼが詰まった状態に比べると多少隙間ができたので耳の痛みが和らいだのではないかと思った。
鼻の痛みは突き指をしたぐらいの痛み。
●手術後 5日目
先生のOK が出て、やっと鼻のガーゼが取れた!
でも鼻呼吸は両鼻とも全くできず、鼻の開通度は左側は1割、右はゼロ。
しかし今まで苦痛だった飲み物や唾を飲むたびに耳が痛くなる現象が治まって、これが一番嬉しかった。
主治医の先生の診察はこの日が最後で、次は13日後(手術後18日後)に診察に来るようにと言われた。
顔全体のむくんだ感じが7割ぐらいは収まった。
この日から痛み止めと睡眠薬がいらなくなった。
それまでは術後毎日2回の痛み止めと、2種類の睡眠薬を毎日服用していた。
術後はずっと便通が無く、お腹が苦しかったので便秘薬をもらった。
●手術後 6日目
手術の際に助手をしてくださった先生の診察を受けて問題はなかった。
●手術後7日目
無事に退院。
●手術後 9日目
左側は1割通ってる、右は全く通ってない。
●手術後7日目
夜から鼻の綿球が不要になった。
●手術後12日目
左鼻が2割位通った、右鼻は完全に詰まっている。
退院後から続く副鼻腔炎のような鼻の熱を持った感じと、頭痛と便秘が治らない。
退院後から続く頭痛がガンガンとこめかみに来てかなり辛い。
便秘薬(酸化マグネシウム)は5錠も飲んでやっとお通じが来た。
日中は痛み止めは飲んでいないが、寝る前に頭痛がひどくて痛み止めを飲んだ。
● 手術後 13日目
メイクも出来て、マスクをして仕事開始した。
仕事は普通に出来たけど、いつもより早めに疲れたし、帰宅して食後にすぐに寝て2時ぐらいまで約4時間ぐらい寝てた。
酸化マグネシウムのお陰で昼はお通じが何度か有りスッキリした。
頭痛も半分ぐらいになったから「便秘が原因だったかも?」と思った。
左鼻が3割ぐらい通った、右鼻は相変わらず全く通っていない。
奥にカピカピに乾いた溶けるガーゼのようなものが見えて、はぎたいけどはいではいけないと自分に言い聞かせで我慢した。
右の鼻は溶けるガーゼが縮んで来たけど、ほぼ変わりなく全く通ってない。
そして通り道であろう部分がすごく細くなっていた。
●手術後 14日目
相変わらず頭痛がひどい為に痛み止めを夜飲んだ。
右の鼻の中も感覚でカピカピ感じてきた。
でも相変わらず鼻の通りはゼロ。
左は5割ぐらい通る気がする。
でもまだ鼻呼吸だけでは苦しいので口呼吸で生活。
顔全体に汗疹みたいな小さなプツプツができたが、便秘のせいなのか、痛み止めのせいなのか原因不明。
鼻を触ったときの痛みはだいぶなくなってきた。
鼻先を指で軽くトントン触る位では痛くない。
●手術後 15日目
頭痛が治らないので、退院後初(手術後18日後)の診察予定日を待たずに病院を受診した。
先生に鼻の中のかさぶたを除去してもらい、かなり鼻の通りが良くなった。
右鼻5割、左鼻3割程度が通るようになったと思う。
かさぶたを取る際には、
「両鼻に表面麻酔を浸したガーゼを5分程度入れて待機
↓
両鼻のかさぶたの除去
↓
右鼻(鼻中隔矯正した方)はガーゼを詰めてまた5分待機して傷同士がくっつかないようにした
(空間の確保の意味)」
右鼻の入り口部分にあった糸は抜糸も行った。
先生に肩の力を抜いていいよと言われる位、肩に力が入っていた。
術後の夜中の激痛がトラウマで力が入っちゃったらしい(笑)
かさぶたや血液やがいろいろ溜まっていたようで、「これが頭痛の原因ではないか?」ということで鼻うがいの時にきちんと口からも水が出ていたかどうか確認されたが、そこは問題なかったのでそのように伝えた。
先生から見ても、かなり鼻に詰まりものが多かった模様。
今が鼻の傷が治りかけで術後で1番辛い時期だけど、今後鼻の粘膜が良くなっていくと鼻の通りはもっと良くならしく「今が我慢時!」と言われた。
励ましてくれた先生ありがとう。
頭痛が主訴で受診したが、入院の時にもらっていた痛み止めが無くなっていたが追加で痛み止めなのはもらわなかった。
「診察予定日よりも早かったが、今日様子を見せてもらって良かった」と先生が言っていたので行ってよかった。
かさぶたを取り除いてもらったことで、やっと口呼吸せずに鼻呼吸だけで息ができるようになった。
次回の診察は術後22日付近でオーケーとのこと。
鼻うがいは今まで「朝晩の2回のみ」しか行ってはいけないと言われていたが、3回程度行っても良いと言うことだった。
点鼻薬もきちんと使用するようにとの事。
上唇の内側の内出血がほとんどおさまったことも伝えた。
かさぶたを取り除いた後の1時間は鼻がツンとしたりズキズキしたりして結構な痛みがあり、前歯2本の違和感もひどかった。
鼻の痛みは1時間程度経ったら落ち着いたが、頭痛は落ち着かないのでかさぶたを取った後3時間程度たった時にまた一錠飲んだ。
ここからの痛み止めは他の過去の他院で受け取った痛み止めの残りの服用。
夜も相変わらず痛かったが、痛みは今までの8割程度にはなったかも。
自宅に帰って鼻の形をよく見たら、鼻の先端が以前の形にほぼ近いようなに戻っていたので、縫合によって右側に引っ張られていたみたい。
縫合されている時は鼻の先端が5ミリ位はずれていたと思うが、戻ってよかった。
●手術後 16日目
頭痛で薬を一度飲んだ。
瘡蓋をとった後もなぜか頭痛の度合いや頻度が変わらなかった。
●手術後 17日目
右鼻がまた詰まりだして2割ぐらいしか通らなくなった
相変わらず頭痛がひどく痛み止め1回飲んだ
鼻づまりがきつく夜があまり眠れなかった。
●手術後 18日目
日中は痛み止めを飲むか飲まないかの微妙なラインの頭痛がったが、 術後初めて痛み止めを飲まずに1日過ごせた。
金木犀の香りを嗅ぐことができて幸せに感じた。
●手術後 19日目(本日)
この記事を書いている日。
頭痛は痛み止め必須だった時に比べると1/3程度に減り、 痛み止めを飲まずに済んだ。
今日以降は痛み止めは不要だと思えるくらい頭痛が楽になって、ほんとに一安心。
術後初めて 酸化マグネシウムを飲まずに便通があった。
術前は便秘の際にエゴマ油を大さじ2杯を飲むと便通があったので、本日も朝食時に同じ量の油を飲んだことだけでお通じがあってとっても嬉しかった。
頭痛もかなり減り、便通も楽に感じで、やっと体全体が日常に戻ったのではないかと思う。
まとめ
いやー!
長い記事になりました。
入院後から昨日(手術後 18日目 )までは、息もできないし、鼻も頭も痛いし、便秘はひどいし、なんだかんだ辛かったです。
「ボクサーって試合後は鼻の骨折なんかで毎回こんな鼻の苦しみを味わったりしてるのかな?」と勝手に尊敬したりしています(笑)
今日は手術に関する経過を備忘録として書いたので、今後も経過を書いていきたいと思っています!
現在、私と同じ手術直後や回復待ちの方が居たら一緒に頑張りましょうねー(ToT)
時間がお薬ですね・・・
そして鼻の調子が悪いために手術をするかどうか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
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